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ゲームデザイナーによるUE4,5と映像技術ブログ

【UE5】バーチャルカメラとシーケンサーの応用

前回の記事

gingamedev.hatenablog.com

さて、前回でバーチャルカメラを有効化することができたので、早速シーケンサーでリアルな映像を作ってみましょう!......どうやって使うの?

シーケンサーへの使い方

Take Recorderを追加

答えは簡単。ウィンドウからシネマティクスを選び、Take Recorderを追加します。

Take Recorderのソースから前回追加したVcamActor_Recordを選択します。

これで右上の録画ボタンが押せるようになっているはずなので、録画してみましょう。

Tips

なんかカメラがどっか違うところに飛んで行った!という方は、レイアウトを2画面にして、カメラを指定の場所に移動させてください。

また僕の環境ではスマホのカバーが邪魔して、カメラがドラゴンボールくらい吹っ飛ばされたので、挙動が怪しい方はそちらも確認してみてください。

シーケンスファイルの場所

作成したシーケンスファイルは、Cinematicsというフォルダに格納されています。

またTake Recorderの左上にある、このボタンからでも確認することができます。

予め作っていたシーケンサーで、直接カメラを録画したいんだけどという方については、その右側にあるアイコンからプルダウンで指定したいシーケンサーファイルを選びましょう。

その場合、録画ボタンを押す度に上書きされてしまうので注意。

カメラのレンズや被写界深度入れたい

VcamActorを選択して、詳細をスクロールしていきましょう。

ありました。こちらから設定していきましょう。VcamActorなにそれ!こわい!という方も、CineCameraActorとほぼ中身は同じなのでコワクナイヨ

カメラに移動を追加したい

手持ちでカメラの向きを追加するのはできた。でも歩かせたいんだよねという方いますよね。部屋の中をスマホをもって走り回るのは現実的ではないので、録画したあとに処理を追加します。

録画したファイルを開き、VcamActor_Recordをダブルクリックして、さらに階層を開いていきます。

なんか編集できない!....あわてずに鍵マークが右側にあるので外しましょう。

Transformを右クリックし、加算を選択します。

あとは追加したいタイミングで、キーフレームを入力していけば終了です。

POV視点って映像的には時間を盗めないから難しい手法だよなぁ  ゥ─σ(・´-・`*)─ン…

その辺の映像学的な話はまた今度にしよう。